そもそも千葉県自治会館って?昔話の始まりはじまり。
 昭和36年4月、ソ連の人工衛星ボストーク1号による人類史上最初の宇宙飛行士ガガーリン少佐が「地球は青かった」と表現した。当時まだ千葉市内には高層ビルも少なく、聞くところによると、デパートの奈良屋・扇屋にしかエレベーターがなかったといわれております。
 その年の9月、県教育庁庁舎跡地に、東京大学教授松下清夫博士の設計になるこの会館(概要別掲)が産声をあげ、千葉一のモダンビルとまで噂されました。
会館の持ち主は、千葉県市町村職員恩給組合。お役所の建物ゆえ、「市町村職員の福祉の増進、市町村の事務能率に寄与するために建設したもので、市町村職員の研修等に大いに利用されたい」とお堅くうたいあげています。また、「自治の殿堂」ともいわれておりました。
 当時の千葉県町村会機関紙「千葉自治」によると、「・・・市町村関係団体が一堂に網羅され、互いに連絡強調の実が挙がれば正に一石二鳥・・・」と開館当時に開館内に事務所を置いた団体は、千葉県町村会、千葉県信用保証協会、千葉県市町村職員共済組合等の14団体を数えております。
 結婚式・披露宴も行われ、レストラン、宿泊施設も整っていました。
 昭和37年12月、千葉県旧市町村職員恩給組合資産管理組合が引継ぎ、千葉県町村会が同組合から借り入れて管理運営。昭和47年3月、千葉県市町村総合事務組合が買い取り、同会が引き続き運営。平成15年4月から総合事務組合が直接運営しております。これで、昔話は終わりにします。
 このように当会館は、世間の荒波に翻弄され43歳となりましたが、建築物としてはご老体であちこちに持病を抱えながらも、現役を通しております。
 現在も研修会、講習会、諸会議に大ホールから小会議室、和室(使用料別掲)を提供し、1階エントランスホールの右横には画廊風の喫茶コーナー、中央に休憩コーナー(無料)、その奥に小打ち合わせに便利な市町村コーナー(無料)を設け、市町村職員のみなさまのお越しをお待ち申し上げております。
会議室 市町村等公共団体
午 前 午 後 収容人員
中ホール 16,100 18,200 50
501 4,300 4,900 16
5,400 6,100 20
601 6,900 7,800 16
大ホール 23,200 26,300 150